コロナ国内感染者数、10万人超える 10月に入り再び増加の兆候

新型コロナウイルスの感染者は29日、全国で新たに809人が確認された。クルーズ船の乗客乗員らを合わせた国内の感染者数は毎日新聞のまとめで10万412人となった。感染者数は8月から9月にかけて減少傾向にあったが、再び増加の兆候を示している。1日の感染者が800人を超えるのは8月29日以来、2カ月ぶり。
厚生労働省の10月28日時点の資料によると、感染者のうち30代までの若年層は52%を占める。全体の陽性者のうち死亡率は1・8%。しかし、年齢別にみると、60代は2・2%で70代7・1%、80代以上は17%と年齢が上がるにつれて高くなっている。
毎日新聞のまとめによると、国内初の感染者が出たのは1月16日。「第2波」に見舞われた今夏には感染者数が急増し、わずか7日間で4万人から5万人になった。その後、増加のペースは鈍って8万人から9万人になるまでに20日間かかったが、9万人から10万人までは18日間と再び短くなっている。
月別の1日の平均感染者数でも、9月は506人だったが、10月28日までの1週間は平均624人と増加に転じている。
都道府県別では、東京が計3万677人と最多だが、最近は1日の感染者数が100~200人台で推移しており、7月下旬から8月上旬のピーク時の半分程度となっている。2番目に感染者が多いのは大阪(1万2473人)で、神奈川(8585人)、愛知(6081人)と続く。
一方、北海道や青森、宮城、岡山などでは10月に入って1日の感染者数が過去最多を更新するなど、地方での感染拡大が目立つ。
厚労省のアドバイザリーボードによると、今月26日までの1週間の人口10万人あたりの感染者数は沖縄の16・66人が最多で、北海道(5・62人)や青森(5・46人)は東京(7・82人)や大阪(6・06人)に近い数値を記録した。病院や飲食店などでのクラスター(感染者集団)が感染者数を押し上げる要因になっている。【島田信幸、大島祥平】