大麻取締法違反(栽培)などに問われた瀬戸少年院(愛知県瀬戸市)の元法務教官専門官中川裕介被告(32)に対し、名古屋地裁(西沢恵理裁判官)は9日、懲役2年6月、執行猶予4年の有罪判決(求刑・懲役2年6月)を言い渡した。
中川被告は麻薬及び向精神薬取締法違反(所持)、覚醒剤取締法違反(製造予備)にも問われていた。判決によると、中川被告は在職中の6月、少年院敷地内の官舎で大麻草1株を育てたほか、合成麻薬MDMAを所持し、覚醒剤の原料を製造目的で準備した。
判決で西沢裁判官は「少年の更生指導に携わる自身の立場を顧みることなく犯行に及んだ。言語道断と言うほかなく、強い非難に値する」と指摘した。一方、中川被告が反省の態度を示し、再乱用防止のカウンセリングを受けていることなどから、執行猶予とした。