香川県三豊市の養鶏場で10日、新たに鳥インフルエンザに感染した疑いのある鶏が見つかった。県への取材で判明した。感染が確定すれば、今季、国内の養鶏場で確認されるのは3例目。この養鶏場は5日に鳥インフルエンザの発生が公表された同市の養鶏場から半径3キロの移動制限区域内にある。県は人や車の移動で感染が広がったのではないと見ている。
県によると、10日午前、三豊市の養鶏場から、十数羽の鶏が死んでいると連絡があり、県が13羽を簡易検査したところ、陽性反応が出た。遺伝子検査の結果は11日朝に判明するという。
香川県内では今月、三豊市と東かがわ市で高病原性鳥インフルエンザの発生が確認され、計約36万羽を殺処分した。【潟見雄大】