北海道全体にコロナ拡大、累計5000人突破 新規感染235人、4割が札幌以外

北海道内で13日、過去2番目の多さとなる235人の新型コロナウイルス感染が確認された。累計で5032人と5000人を突破した。全体の約7割を札幌市が占めるが、この日の新規感染者は4割余りが札幌市以外。全道への感染拡大が如実に表れてきている。80代男性1人の死亡も発表され、死者は計123人となった。【土谷純一、山下智恵】
感染者の内訳は、札幌市133人▽小樽市8人▽旭川市6人▽千歳市4人▽函館市1人▽石狩管内36人▽空知管内16人▽十勝管内8人▽胆振、宗谷管内各6人▽釧路管内4人▽後志管内2人▽檜山、上川、留萌管内、神奈川県、兵庫県各1人。このうち感染経路不明は82人だった。
北広島市の入所型障害者支援施設で、20~50代の利用者17人、職員8人の計25人の感染が確認され、クラスター(感染者集団)と認定された。全員が軽症または無症状で、120人が検査結果待ち。
各地のクラスターで規模が拡大。旭川市の「吉田病院」では、看護師や患者など5人が判明し、計44人に増えた。札幌市では南区の特別養護老人ホーム「ドリームハウス」で入居者9人、職員1人が確認され、計67人となった。西区の北海道医療センターでも看護師1人が判明し、計14人になった。岩見沢市の北海道中央労災病院で4人の感染が判明し、関係する感染者は計17人となった。
このほか、利尻島では、飲食店で発生したクラスターの2次感染も含めて6人の感染が確認された。11月以降で計20人になった。岩見沢市立総合病院は職員1人の感染が判明し、勤務していた病棟の入退院を停止するなどした。
札幌市では、ススキノの接待を伴う飲食店関連の感染は4店14人増え、134店475人となった。札幌出入国在留管理局では13日までに、在留審査をしている部署の職員5人の感染が判明。同部署の全員を自宅待機としたが、他の職員が応援に入り、業務は通常通り続けている。
教育現場でも感染が拡大。生徒の感染を受け、小樽市の小樽潮陵高は学級を、札幌市厚別区の札幌養護学校は学年全体を閉鎖した。
4000人からわずか4日
道内の新型コロナ感染者は、4000人突破からわずか4日間で5000人に到達した。9月25日に2000人に到達して以降、拡大が加速している。
4001~5000人は30代以下が42・9%で、3001~4000人の41・1%とほぼ変わりなかった。一方、重症化のリスクが高い70代以上の高齢者は19・7%で、3001~4000人の17・3%から高くなっており、医療機関への影響が懸念される。 飲食店に営業時間の短縮が要請された歓楽街ススキノがある札幌市の感染者は全体の67・9%と高水準で推移している。【土谷純一】