滋賀でもクマの出没が散発 目撃85件、11月末まで活動か 県が注意呼びかけ

秋が深まる中、ツキノワグマの出没が滋賀県内でも散発している。例年、冬眠前の11月末ごろまで活発に活動して集落などで目撃されており、県は平年並みに出没する可能性があるとして、注意を呼び掛けている。
クマは食料となる木の実が凶作の年にエサを求めて人里に下りてくるなどし、目撃件数が増える傾向にある。今年、湖北・高島地方の山地で実施した調査では、木の実が平年並みの実り具合と確認されたことなどから、県は、出没も平年並みとなる可能性があるとみている。
県などのまとめによると、10月末現在のクマの目撃件数は85件。市町別では、高島市33件▽米原市22件▽長浜市20件――などで、いずれも平年と同程度となっている。
ツキノワグマとのトラブルを防ぐため、県自然環境保全課は、人家周辺やキャンプ場などで生ごみの管理を徹底する▽山に入る時はクマが避けるよう、ラジオや鈴など音が出るものを活用する▽遭遇した場合は、急に大声を出したり逃げたりせず、背中を見せないようにしながら静かに立ち去る――などとアドバイスしている。【小西雄介】