「GoTo、窮状救った」継続望む声も 旅館おかみら、市議と懇談会 三重・鳥羽

三重県鳥羽市のホテルや旅館のおかみらでつくる鳥羽旅館組合・女将(おかみ)あこや会(寺田まり会長)と鳥羽市議との懇談会「TOBAミライトーク」が17日、市内の旅館で開かれた。政府の観光支援策の「GoToトラベル」が2021年1月で終了見込みになっていることについて、おかみらから「新型コロナで大変な窮状を救ってくれた。来年2月以降も続けてほしい」との訴えが出た。
懇談会には寺田会長らおかみ4人と市議11人が出席。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う同市の宿泊と観光業の実情について、意見交換し、改善を図る目的で開かれた。
市議側から「GoToトラベル」の利用客について質問があり、おかみらは「団体客は修学旅行生に限られ、家族連れなど個人客が大半。年配の方より若者が多い」と説明した。「各種クーポンやポイントを使った結果、実質的な支払額がわずか91円だった家族連れがいた」とエピソードが披露されると、会場から驚きの声が上がった。
おかみは、来年2月以降の客足の見通しや深刻な人手不足、検温や消毒液などの衛生用品への出費の多さなどを報告。市の助成や協力を求めた。さらにコロナ後も見据え、「観光客を宿泊施設だけでなく市民こぞってもてなし、再び訪れてもらえるようにしよう」と呼びかけた。【林一茂】