公明党は19日の中央幹事会で、前幹事長の斉藤鉄夫副代表=比例代表中国ブロック=を衆院広島3区の公認候補とすることを正式決定した。午後に斉藤氏が記者会見し、出馬表明する。自民党も同区で候補擁立を予定しており、対立が不可避の情勢となりつつある。
同区の現職は、昨年参院選に絡む買収事件で公判中の元法相河井克行被告(自民離党)。同党広島県連は公募で候補選定を進める方針だ。これに対し公明党は、事件により地元に政治不信が広がっていると懸念。後継も自民党候補では支持者の理解が得られないと判断し、斉藤氏擁立に踏み切った。
公明の西田実仁選対委員長は記者会見で「政治の信頼を回復し、与党として議席を確保するには斉藤氏の擁立が最善だ」と説明。「自公連立政権としての協力関係(への悪影響)は他の地域に最終的に及ばないようにしていくことが大事だ」と強調した。
斉藤氏は当選9回。党政調会長や幹事長を歴任し、現在は副代表とともに総合選対本部長を務めている。広島3区の調整がもつれれば、全国の自公選挙協力に影響が出る可能性もある。
[時事通信社]