仕事失敗の発覚恐れ、上司の自宅にガソリンまく…元市職員に有罪判決

上司宅にガソリンをまいて放火しようとしたとして、現住建造物等放火予備と殺人予備などの罪に問われた元山梨県笛吹市職員の馬場渉被告(32)に対し、甲府地裁(横山泰造裁判官)は30日、懲役2年、保護観察付き執行猶予4年(求刑・懲役3年)の判決を言い渡した。
11月5日の初公判で検察側は懲役3年6月を求めたが、懲役3年に変更した。判決によると、馬場被告は8月26~27日、同市役所の倉庫からガソリン約8・6リットルを盗み、仕事の失敗の発覚を免れるため、居住者の生命に危険が及ぶ可能性を認識しながら同28日未明、上司宅の勝手口の網戸に穴を開け、台所の床などにガソリン約1・6リットルをまいた。
横山裁判官は「自己保身にこだわるあまり視野が狭まり、極端かつ悪質な行動選択に至ったことは非難に値する」と述べた。一方、被害弁償や慰謝料を支払っていることなどから執行猶予付きの判決とした。