池袋暴走、目撃者3人とも「ブレーキランプ点灯せず」証言…「ヒューというすごい音」とも

東京・池袋で昨年4月、乗用車が暴走して母子2人が死亡、通行人ら9人が重軽傷を負った事故で、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死傷)に問われた旧通産省工業技術院の元院長・飯塚幸三被告(89)の第2回公判が3日、東京地裁であった。事故を目撃した後続車の運転者3人が出廷し、いずれも「被告の車のブレーキランプは点灯していなかった」と証言した。
検察側は10月の初公判で、事故後の車両解析では被告がブレーキを踏んだ形跡は見つからず、事故の前月の点検でもブレーキやアクセルに異常は確認されていなかったと主張。被告側は「車に何らかの異常が起きて暴走した」と無罪を求めている。
この日の証人尋問で、出廷した3人はいずれも「被告の車の行方を注視していた」と説明。このうちの1人は、「横からヒューというすごい音が聞こえた後、そのまま(被告の車が)赤信号の交差点に突っ込んで自転車をはねた」と振り返った。
車いすで出廷した飯塚被告は尋問の間、事故現場の見取り図が映し出された法廷の大型モニターを見たり、手元のノートでメモを取ったりしていた。