「僕の失脚を狙っている」…逮捕の村長は「給付金」配布一番乗りで脚光

現職村長の逮捕に、青森県西目屋村内には衝撃が走った。青森県警は3日、村発注の冷却機のリース契約で、業者を不正に選定したとして、村長の関和典容疑者(53)を官製談合防止法違反の疑いで逮捕した。また、

厨房
( ちゅうぼう ) 機器販売会社「エムシステム」役員、三浦実容疑者(61)(弘前市安原)を公契約関係競売入札妨害の疑いで逮捕した。県警は認否を明らかにしていない。
発表によると、関容疑者は7月中旬頃から下旬頃、村給食センターで使用する冷却機を借りる随意契約で、複数業者から見積もりを取る際、三浦容疑者の会社に有利になるよう不正に取り計らった疑い。
三浦容疑者の会社は、他の業者より低い価格で見積もりを提出し、契約を受注。今年9月1日~2025年8月31日の間、総額547万8000円を受け取るリース契約を村と締結した。
関容疑者は衆院議員秘書などを経て2006年に初当選し、現在4期目となる。
世界自然遺産の白神山地を生かした観光政策のほか、新型コロナウイルス対策として全国民に現金10万円を給付する国の緊急経済対策で、全国に先駆けて配ったことなどで知られる。
県警は3日午前から関容疑者の自宅、村役場、エム社などを捜索した。
関容疑者の逮捕に村職員の男性は「本当に驚いている。村民の動揺に向き合い、目の前の仕事をしっかりしたい」と話した。

逮捕前の一問一答

西目屋村の関和典村長は11月27日、読売新聞の取材に応じていた。主な一問一答は以下の通り。
――村内で県警が捜査していると聞いた。 「確かに警察が村内で何かを調べているのは感じている」
――業者間の談合みたいな話か。 「業者間の話はあるかもしれない」
――村長も話を聞かれたのか。 「それは、全然ない」
――いろいろな話が出てくるのはどのような理由からだと思うか。 「僕の失脚を狙っている。目立ちすぎればねたましいと思われる。ただ、(捜査の状況は)そんなに切羽詰まっている状況ではないと思う」 「村長をやっていると必ず反対勢力はある。足のひっぱりあいになると思って警戒しているが、こればかりはよく分からない」