また台風接近、千葉では屋根の修理急ピッチ…悪質商法も

台風15号の影響による千葉県の大規模停電について、東京電力パワーグリッドは20日、正午現在で16市町計約2万400軒になったと発表した。ピーク時(9日午前8時頃)の約64万1000軒の約3%に当たる。県によると、20日午前11時現在、住宅被害は全半壊、一部損壊を合わせて1万棟超。台風17号の日本列島接近で、県内も21~23日に雨が降る見通しで、損傷した屋根にブルーシートを張る作業が急ピッチで進められている。
同社や県の発表では、県内の停電は、市原市約3200軒、富津市約2500軒、山武市約2400軒など。家屋被害は全壊41棟、半壊424棟、一部損壊9544棟となっている。館山市では20日午前、週末の悪天候に備え、地元建設業者や陸上自衛隊員らが被災家屋の屋根に上がり、災害ボランティアとともにブルーシートを張る作業に当たった。
一方で、県警には、損壊した屋根を修理する名目で高額な料金を請求するなど悪質商法が疑われる相談が、18日までに計30件あった。千葉市では、10日に70歳代の1人暮らし女性宅を訪れた男2人が強引に作業を進め、女性は十分な説明もないまま修理費25万円を支払わされたという。
県社会福祉協議会などには、「ボランティアセンターから来たといって、有償でブルーシート張りや屋根瓦修理を勧められた」との情報も寄せられ、県警は「被災地では様々な悪質商法が予想されるので気をつけて」と注意を呼びかけている。