国政転身「橋下徹氏の言葉と同じく、2万%ない」…福岡市長

福岡市の高島宗一郎市長は、7日で就任から10年になるのを前に、読売新聞のインタビューに応じた。10年間の市政運営について「福岡は元気を取り戻した」と自己評価し、今後の方針に関しても「今まで通りの方向性で前進したい」と述べた。主な一問一答は次の通り。(遠藤信葉)
――10年間の市政運営の評価は。
「私の就任前はなかなかチャレンジをせず、色んな計画を縮小する時代だったため、『取り戻せ元気 取り戻せ信頼』というキャッチフレーズを掲げた。7年連続で市税収入が過去最高を更新するなど、福岡は元気を取り戻したと言えるのではないか」
――市議会や県との対立が指摘されることもあるが、それぞれとの関係をどう考えるか。
「常に対立するのは良くないが、議会と執行部の意見がぶつかるのは健全な関係だ。また、日本の地方自治は基礎自治体を優先することが原則。市民サービスは市民に一番近い『政府』が担うべきで、県はできる限り権限と財源を移譲してほしい」
――今後の市政運営への考えは。
「こども病院移転やJR博多駅前の陥没事故、新型コロナウイルスの感染拡大などの課題が続く中、ピンチをチャンスに変え、スピード感を持って乗り越えた結果、福岡に注目してもらえるようになった。10年間の経験から、国に言えることや世界に発信できることもある。今まで通りの方向性で前進したい」
――どのような市の将来像を描いているか。
「今後、日本の人口が縮小して都市の選択と集中が進む中、福岡が若者に選ばれる都市になる必要がある。そのためには仕事とワクワク感が必要だ。天神ビッグバンなどの再開発の主眼は、ハード整備ではなく、付加価値の高いビジネスを集積させるソフト転換。これまで都市開発を進め、若い世代が生活し、子育てできる環境を整えてきた。スタートアップ(新興企業)支援や国際金融機能の誘致などを通して、これからは仕事を作りたい」
――残り2年の任期満了後の去就は。
「今まだ46歳。市長をあと6年するかもしれないし、10年するかもしれない。国会議員になりたいという思いは、橋下徹・元大阪府知事の言葉と同じように、2万%ない」