小学生女児にわいせつ行為か=女性遺棄、容疑者の男―警視庁

栃木県那須町の山林で会社員富塚沙織さん(35)=東京都豊島区=の遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された保育士佐藤喜人容疑者(29)とみられる男が、富塚さんの失踪後、都内で小学生の女児にわいせつ行為をしていたことが8日、捜査関係者への取材で分かった。
警視庁目白署捜査本部は、佐藤容疑者がわいせつ行為と金銭の二つの目的で富塚さん宅に侵入した可能性があるとみており、女児の事件についても関連を調べている。
富塚さんは9月24日に行方が分からなくなった。佐藤容疑者は富塚さんを尾行して自宅を確認後、同日夜に侵入したとみられ、逮捕前の任意聴取に「(富塚さん宅に)入ったら抵抗され、殺した。那須町の別荘の敷地内に埋めた」と話していた。
捜査関係者によると、11月下旬に新宿区内の路上で、帰宅途中の小学生女児が面識のない男に体を触られる事件が発生。警視庁が調べたところ、近くの防犯カメラには佐藤容疑者とよく似た男が映っていたという。
佐藤容疑者が住む豊島区内では富塚さん失踪後、男が複数の女性の後をつける様子が防犯カメラの映像で確認されている。捜査本部はこの男も同容疑者の可能性が高いとみている。
[時事通信社]