和歌山の野鳥の鳥インフルエンザ 高病原性H5N8亜型を検出

鳥インフルエンザと簡易診断された野鳥1羽の死骸について、和歌山県自然環境室などは9日、確定検査で高病原性の「H5N8亜型」が検出されたと発表した。県内で高病原性の鳥インフルエンザが確認されたのは今季初。
雄のオシドリの死骸は3日、和歌山市内の住宅街で見つかり、簡易検査でA型鳥インフルエンザ陽性と診断された。毒性の強い「高病原性」かどうか調べるため、鳥取大で確定検査を実施していた。
県によると、周辺の半径3キロ圏内に養鶏場はなく、現時点で影響はないという。環境省は簡易検査での陽性確認を受け、周辺の半径10キロ圏内を「野鳥監視重点区域」に指定している。県は今後、感染源の調査を急ぐ。【木原真希】