市駐車場に車放置、最大14年超も…6年以上20台の未払い額7000万円

神戸市営駐車場で少なくとも6年以上放置されたままの車が20台あり、未払いの駐車料金が計7000万円に上ることが、市の調査で分かった。市は車の使用者らに、料金の支払いを求める訴えを起こすなどして対策を進めている。
市によると、20台は、市内に10か所ある市営駐車場のうち8か所に駐車されていた。14年以上も放置されている車もあるという。
条例では駐車期間に制限がなく、市はこれまで、使用者らに明け渡しを求める催促書を送付。ところが連絡がつかないことが多く、市は今年4月、1回あたりの使用期間を最長7日間とする条例改正を実施した上で、今年8月から順次訴訟を起こしている。
このうち、14年以上放置された車は市立三宮駐車場にあり、市は市議会の11月定例会に、未払いの約620万円などを使用者に求めるための関連議案を提案し、可決された。