日本漢字能力検定協会(京都市東山区)は14日、「今年の漢字」が「密」に決まったと発表した。11月1日~12月6日に全国から応募のあった20万8025票のうち、約14%の2万8401票を集めて最多となった。新型コロナウイルス禍で避けることが提唱された「3密」に使われたことなどが影響したとみられる。
2位は「コロナ禍」などで目にする「禍」の1万3655票。新型コロナから想起されたとみられる「病」「変」「家」「疫」などがトップ10入り。人気漫画「鬼滅(きめつ)の刃(やいば)」にちなんでか、「滅」が7位、「鬼」が9位となった。「密」を含む11字が今回の26回目で初めてトップ20に入るなど、時代の激変期を感じさせる結果となった。
この日、清水寺(同区)で「密」と揮毫(きごう)した森清範貫主(せいはんかんす)は「書きながら、世界中のコロナで亡くなった人々のことを思い、冥福を祈った」と述べた。揮毫された「密」は23日まで本堂に、24日からは漢字ミュージアム(同区)で展示される。【矢倉健次】 日本漢字能力検定協会(京都市東山区)は14日、「今年の漢字」が「密」に決まったと発表した。
清水寺(同区)の本堂にある「清水の舞台」で森清範貫主(せいはんかんす)が揮毫(きごう)した。「密」は11月1日~12月6日に全国からあった応募のうち最多票を集めた。【矢倉健次】