「大阪が危ない」和歌山知事がHPで懸念 濃厚接触者への検査強化求める

和歌山県の仁坂吉伸知事が県のホームページに「大阪が危ない。日本も危ない」と題するメッセージを掲載した。大阪府の新型コロナウイルスへの対応について、濃厚接触者への検査が確実に行われていないなどと懸念を示している。
文章は「知事からのメッセージ」のコーナーに掲載したもので10日付。大阪の状況について「このままだと医療崩壊というところに来ている」としたうえで、和歌山県内の感染者の濃厚接触者が大阪府民だったために連絡したが、その後、検査されていなかったケースを紹介。「改善しないと危ないですよ。(感染)爆発につながりかねませんとアドバイスしていたのですが、なかなか改善につながらず残念でありました」と憂慮した。
仁坂知事はこれまで、感染拡大を抑えるためには感染者の行動履歴を丹念に調査し、感染可能性のある人を検査・隔離することが重要だと訴えている。メッセージについて、15日の毎日新聞の取材に対し「大阪を非難したのではなく、(現場が大変だからと検査を)諦めるともっとひどいことになるというのは真実だ」と説明。「100点は無理でも最善を尽くすことが大事だ」として、濃厚接触者の検査の重要性を改めて強調した。
一方、吉村洋文知事は14日、「和歌山と言い合うつもりはないが、大阪の状況では国の範囲を超えて濃厚接触者の調査をやるのは難しい。ベストは尽くしている」などと話した。【木原真希、石川将来】