覚醒剤所持で逮捕 兵庫香美町・54歳小学校校長のウラの顔と宅急便の異様な集荷

驚いた。小学校の校長が「シャブ」に手を染めていた。

松葉ガニの水揚げで有名な香住漁港がある兵庫県美方郡香美町立香住小の校長、楠田千晴容疑者(54)が12日、覚醒剤取締法違反(所持)の疑いで県警尼崎南署に現行犯逮捕された。

12日午前6時40分ごろ、捜査員が自宅をガサ入れし、楠田容疑者の部屋に置いてあったカバンの中から覚醒剤が少量入ったチャック付きの小さなポリ袋を発見した。

「9月に密売人を逮捕し、スマホを解析したところ、誰に売ったかいう履歴が残っとったんや。2人はネットでやりとりしとったようや。校長がシャブを所持しとるのにはちょっと驚いたわ。小さな町やし、子供たちがショックを受けへんか、心配や」(捜査事情通)

調べに対し「使うために持っていたもので間違いありません」と供述しているという。

楠田容疑者は隣町の新温泉町の出身で、奈良教育大卒業後、1989年に採用された。3年間、町教育委員会こども教育課長を務めた後、今年4月、香住小の校長に就任した。

香美町教育総務課の担当者がこう言う。

「こども教育課長時代は小中学校の教員に教育内容を指導したり、学校教育全般に関わっていました」

部下からの信頼は、かなり厚かったようだ。

「人柄が良く、魅力的な方で大好きな上司でした。キビキビしていて、知識も豊富で優秀な人です。スポーツも万能で、県サッカー協会の審判部長をしていました」(教育委員会関係者)

■近所がいぶかしがった宅急便

楠田容疑者は書道の先生だった父親と美容室を営む母親の間に生まれ、兄と2人兄弟。現在は母親と地元の中学で教員を務める妻と3人暮らし。娘と息子は成人して家を出ている。生まれ育った近所での評判は、職場と違って芳しくない。

「先日、久しぶりに家の前で、立ってたばこを吸いながら新聞を読んでいる姿を見掛けましたが、げっそり痩せて顔色も良くなかった。生まれた時から知っとるが、小さい頃から無口で挨拶もせん陰気な子だった。顔を見たら家の中にしゅっと引っ込み、目も合わさんかった。学校の先生で人を教えんならん立場でありながら、態度が横柄で近所付き合いもあまりない。何でもらいよったかは知らんけど、頻繁にクロネコヤマトの車が来とった。宅急便の送り主っていったって、お兄ちゃんのところぐらいしかないのに何でこんなに来るのかなあと思いよった」(近隣住民)

人口1万5000人ほどの日本海側の港町は、蜂の巣をつついたような騒ぎになっている。