東京都は17日、新型コロナウイルスの感染者が新たに822人確認されたと発表した。16日の678人を上回り、過去最多を大幅に更新した。また、専門家が感染状況などを分析するモニタリング会議を開き、医療提供体制の警戒レベルを4段階で最高の「体制が逼迫(ひっぱく)している」に引き上げることを決定。都独自の「年末年始コロナ特別警報」も発出した。
都によると、17日の新規感染者のうち20代と30代が4割強、40代と50代が約3割だが、65歳以上も1割強で、感染が全世代で広がっている。都基準の重症者は前日より3人減って66人。
都内では、入院患者数や重症者数が増加傾向にある。会議に出席した専門家は「新型コロナ感染者の医療と通常医療との両立が困難な状況となった」と指摘した。都が医療提供体制のレベルを最高にするのは初めて。都内の感染状況の警戒レベルは4段階で最高の「感染が拡大している」を維持した。
小池百合子知事は17日、新型コロナの病床を現在の3000床から4000床(重症250床、中等症以下3750床)に増やすよう医療機関に協力を要請したことなどを明らかにした。一方、この日は東京都を含めて全国で新たに3215人の感染者が確認され、過去最多を更新した。【内田幸一、竹内麻子】