都の医療体制警戒レベル、初めて「最高」に引き上げへ 入院患者、重症者数増加

東京都は17日、新型コロナウイルスの感染拡大による重症者数の増加などを受けて、医療提供体制の警戒レベルを4段階で最高の「体制が逼迫(ひっぱく)している」に引き上げる方針を決めた。医療提供体制のレベルが最高になるのは初めて。同日午後に開催する都のモニタリング会議で正式に決定する。現在のレベルは4段階で上から2番目の「体制強化が必要」だった。
都内では新型コロナの感染拡大に伴い、11月下旬から入院患者数や重症者数が増加。入院患者は今月14日に2049人、重症者数も15日に78人でいずれも緊急事態宣言解除後で最多になった。今月10日の都の会議では、専門家から「通常医療との両立が困難な状況となっている」との指摘が出ていた。
都は新型コロナ患者用の病床を3000に、そのうち重症者用の病床を200にそれぞれ増やして受け入れ態勢を強化。中等症以下の新型コロナ感染者を受け入れる専用医療施設を今月16日に開設するなど医療提供体制の強化を進めているが、都内の感染者が16日に過去最多の678人となるなど感染拡大が収まる兆しはない。
都は感染状況の警戒レベルについては、4段階で最高に引き上げている。【内田幸一】