長崎県壱岐市で、イノシシが6年ぶりに捕らえられた。島内には元々イノシシは生息しておらず、外から渡ってきたとみられる個体がすみ着いた痕跡が見つかったが、捕獲できていなかった。島では農作物への被害が相次いでおり、壱岐市は生息調査を実施するなどして警戒を強めていた。
市農林課によると、20日、オスのイノシシが同市郷ノ浦町の川沿いに置いたわなにかかっていた。全長140センチで体重140キロ。近くにはイノシシの足跡や泥を浴びたとみられるヌタ場もあった。
島内では、2010年、海を泳いで渡ってきたとみられる1頭が確認されてから、稲が踏み倒されるなどの被害が出ていた。市は、わなを仕掛けたり、センサーを設置したりして警戒を強めたが、14年に1頭を駆除して以降は発見できていなかった。
同課は「どれくらい島内に生息しているかわからない。繁殖して被害が拡大しないよう警戒を続ける」としている。