自民県議40人がホテルで会食、「三々五々集まって食事しただけ」

新型コロナウイルスの感染拡大で、埼玉県が大人数での会食自粛を県民に求める中、県議会最大会派「自民党県議団」(50人)の所属議員のうち約40人が12月定例会閉会後の18日夜、さいたま市のホテルで会食をしていたことがわかった。同会派に所属する田村琢実議長は25日、記者団に「三々五々集まって食事をして帰っただけで、会食を行ったという認識はない」と釈明したが、県とともに大人数での会食自粛を要請する立場である県議の行為に、県民から批判が上がりそうだ。
田村議長や所属議員らによると、同会派はこれまでも定例会閉会後に「打ち上げ式」として会合を開いていた。今回は感染防止の観点から直前に打ち上げ式の中止を決めたが、キャンセルに伴うホテル側の都合なども考慮し、「三々五々集まって食事をして帰ってほしい」(田村議長)と各議員に案内したという。
参加人数について、田村議長は「把握していない」としたが、9卓のテーブルに4~5人ずつ座り、「延べ40人ほど」(別の関係者)になったという。
会食の人数については、新型コロナ感染拡大の収束が見えない中、県が15日に「4人以下」に制限するよう県民に協力要請したばかり。田村議長は「外形上、会食をしているように受け止められることに関しては、思いが至らなかった。批判があるようなら真摯に受け止めたい」と述べた。
大野知事は25日、記者団に「4人以下の会食要請は一人でも多くの命と医療機関を守るための措置だ。我々としては、議会であろうとなかろうと、協力を心からお願いしたい」と語った。