国内の新型コロナウイルスの感染者は29日、47都道府県と空港検疫で新たに5914人確認された。死者は78人で、大阪府では1日当たりの死者数として過去最多となる44人の死亡が判明した。国内の重症者は前日より2人少ない951人だった。
東京都では新たに1027人の感染者が確認された。1日当たりの感染者は、1月28日(1065人)以来、約3か月ぶりに1000人を超え、29日連続で前週の同じ曜日を上回った。
都によると、年代別では、20歳代が最多の282人、次いで30歳代の197人など、全体の約6割を40歳未満が占めている。直近1週間の平均新規感染者数は782・1人で、前週(684・1人)から14・3%増えた。重症者は前日から5人増の58人だった。
この日は、50~90歳代の男女9人の死亡が判明し、50歳代女性と60歳代女性から変異ウイルスが検出された。都内の変異ウイルス感染者の死亡はこれで計4人になった。
大阪府の新規感染者は1172人だった。死亡した44人は、年代別で80歳代の18人が最も多く、基礎疾患のない50歳代男性も1人含まれていた。重症者も390人で過去最多となった。兵庫県では534人の感染が判明した。