甲府地裁(青木美佳裁判官)は27日、あおり運転で男女2人にけがを負わせたとして自動車運転死傷行為処罰法違反(無免許危険運転致傷)に問われた甲府市相生、無職横山修一被告(44)に懲役4年6月(求刑・懲役6年)の判決を言い渡した。
判決によると、横山被告は昨年4月23日午後、山梨市の市道で知人の乗用車を無免許で運転し、市内の男性の乗用車に時速44~60キロで幅寄せや急接近を繰り返して3回衝突させ、男性と同乗の女性にそれぞれ約2週間のけがを負わせた。
青木裁判官は横山被告が通行を妨害する目的で幅寄せなどをし、衝突、負傷させたと認定。「危険性が高く悪質で、被害者に謝罪もない。身勝手で理不尽な行為」と強く非難した。