首都圏1都3県の人出減らず 緊急事態宣言下 前回より昼間の減少幅小さく

緊急事態宣言が再発令された首都圏1都3県で、主要駅の人出が前回の発令時を大きく上回っていることが、スマートフォンの位置情報を利用したデータ会社の資料で明らかになった。東京・新宿駅では感染拡大初期から一貫して夜より昼間の人出の減少幅が小さく、通勤などで外出抑制が難しい様子がうかがえる。
ソフトバンクの子会社「アグープ」がスマートフォンの位置情報を基に推計した人出データを使い、首都圏の東京、横浜、西船橋(千葉県)、大宮(埼玉県)の主要4駅周辺における日曜午後3時の人の動きを分析した。
最初の宣言時は、西船橋駅を除く3駅で外出する人が激減。感染拡大前の昨年1月12日の人出を100%とすると、発令後の4月12日には東京、横浜、大宮各駅で15~27%になった。
しかし、その後は人出が増え始め、11月29日には3駅の人出は70%前後に上った。12月半ば以降は減少傾向にあるものの、西船橋駅を除く3駅では今月10日時点で42~62%だった。
平日の人出も、前回の宣言下より増えている。新宿駅では秋以降、人数ベースで2倍程度にまで増えた日も。年末年始も4~5月の水準まで減ってはいない。また、同駅の人出を時間帯別で比べると、午後3時台と比べて午後9時台の方が一貫して少なかった。4月以降、夜の人出は昼間に比べて減少幅が大きく、夜は会食を控える動きなどが浸透しているとみられる。【黒川晋史】