蛇口レバーが危ない! 大江戸線運転士の集団感染で指摘、職場や家庭内の対策急務 中原氏「手洗い後にアルコール消毒を」

政府が1都3県を対象に新型コロナウイルスの緊急事態宣言を再発令してから1週間が過ぎたが、東京都は「爆発的な拡大を疑わせる水準」が続き、14日から対象に加わった大阪府では死者数が全国最多となった。集団感染については「洗面所の蛇口」が感染源の一つとして指摘されており、職場や家庭内でも対策は急務だ。
東京では14日に1502人と高水準の新規感染者が報告された。濃厚接触者の感染経路をみると、約57%が家庭内と報告された。
一方、大阪府の累計死者数は714人となり、東京都の707人を上回り全国最多となった。昨年10月10日から今月11日までに高齢者施設や障害者施設87カ所でクラスター(感染者集団)が発生するなど、重症化リスクの高い人への感染が多いことが要因とみられる。
都営地下鉄大江戸線の運転士間の集団感染では、共同利用する庁舎の洗面所の蛇口経由で広がった可能性が高いことが分かった。蛇口は手で回すタイプで、保健所から「歯磨きの際の唾液が付着した手で蛇口を触れたことにより、感染が広まった可能性が高い」と指摘を受けたという。
西武学園医学技術専門学校東京校校長で医学博士の中原英臣氏は、「手回し式の蛇口は、多くの人が触れるドアノブなどと同様にリスクが高い。洗面所だけでなくトイレや台所でも注意が必要だ」と指摘する。
感染を避ける注意点として中原氏は、「手を洗うだけで安心するのではなく、その後にアルコールで手を消毒したり、使い捨てのゴム手袋を着用して利用する方法もある」とアドバイスした。