徳島県鳴門市では15日、市役所で南海トラフ巨大地震の発生を想定した避難訓練を行った。新型コロナウイルスの感染拡大下での訓練だったが、職員の緊張感に欠けた行動に泉理彦市長は危機感をあらわにし、再度抜き打ちでの訓練を行う考えを示した。
訓練は震度5弱の地震が発生し、共済会館1階給湯室から火災が起きたとの想定。地震直後に身を守る行動を取ったり、重要書類を庁舎外に持ち出したりし、消火器の使い方も学んだ。
ただ、避難の対応や来庁者を誘導する職員に緊張感は見られなかった。泉市長は講評で「コロナ禍で複合災害も懸念される。何のための訓練か、もう少し自分の頭で考えてほしい。これでは市民が不安を抱く」と厳しく指摘した。