交際相手の通話履歴・SNSチェック、学生800人のうち34%が「許せる」

徳島文理大(徳島市)は、ストーカー被害を防ぐため、徳島県警と協力して実態調査などの研究を進めている。学生約100人に行った特別講義では、ストーカー行為を誘発する行為についての解説があり、学生らは被害は身近なものだとの認識を深めた。
講義は18日に同大で行われた。小畑千晴・岡山県立大准教授(元徳島文理大准教授)が、徳島県内の大学や専門学校の学生約800人に実施したストーカーに関する意識調査(2020年)の結果を説明。
交際相手からされる行為について「許せる」「やや許せる」と答えたのは▽自分のスマートフォンの通話履歴やSNSのやりとりなどをチェックされること(34・8%)▽スマホに全地球測位システム(GPS)アプリをインストールされること(25・9%)▽全ての行動を把握されること(40・4%)――だった。
小畑准教授は「秘密のない関係を受け入れることが愛情だと捉えている可能性がある」と指摘したうえで「安易に許してしまうと、関係解消後にストーカー行為を誘発する恐れがある」と話した。
県警少年女性安全対策課の喜田薫課長補佐は、ストーカー規制法やストーカーにあたる行為を説明し「大したことがないと思っていても、気がつけば事態が急変し、重大な事件に発展することもある。困った時は警察に相談してほしい」と呼びかけた。
講義を受けた人間生活学部3年の学生(24)は「ストーカーは遠い存在で自分とは関係がないと思っていたが、県内でも被害が多いと聞いて、身近に感じた」と話した。