案里被告、有罪確定へ=「混乱本意でない」控訴せず―有権者には謝罪

2019年参院選をめぐる大型買収事件で、公選法違反(買収、事前運動)罪に問われ、有罪判決を受けた参院議員、河井案里被告(47)は3日、控訴しない考えを明らかにした。検察側も控訴しない方針で、懲役1年4月、執行猶予5年とした東京地裁判決が確定する。
案里被告は発表した文書の中で、判決内容は「納得しかねる」とする一方、政治家には「一点の曇りもない政治的信用性が求められる」と説明。「これ以上争いを長引かせ混乱を生じさせることも本意ではない」とし、控訴はしないと表明した。
地元広島の有権者や国民に対しては「多大なご迷惑とご心配をお掛けした」と謝罪。「説明責任が求められていることは重々承知している」としつつも、夫の衆院議員で元法相、克行被告(57)の公判が継続しているため、詳しい説明はできないとした。
案里被告は有罪が確定すれば、当選無効となり失職する見込みだったが、4日の控訴期限を前に自ら議員辞職を表明。ただ、公選法の規定により判決確定から5年間公民権が停止されるため、その間は選挙に立候補できなくなる。
[時事通信社]