暴力団組長の収監を逃れさせるため病状を偽ったとして、虚偽診断書作成・同行使の罪に問われ、1審・京都地裁で無罪判決を受けた医師、全栄和(チョンヨンファ)被告(64)=京都市=に対する控訴審の初公判が20日、大阪高裁(樋口裕晃裁判長)であった。検察側は1審判決には事実誤認があると主張し、弁護側は改めて無罪を訴えて即日結審した。判決は11月8日。
今年3月の地裁判決は「記載内容が医学的・客観的に見て真実に反するというには合理的疑いが残る」として無罪(求刑・禁錮1年6月)を言い渡し、検察側が控訴していた。【戸上文恵】