眞子さま婚約破談の危機 小室さん母の「400万円問題」をなぜ誰も処理してやらないのか【皇室のトリビア】

【皇室のトリビア】#1

連日、週刊誌やネットニュースで大騒ぎになっている秋篠宮家の眞子さま(29)と小室圭さん(29)の結婚問題。関心のある人には言わずもがなだが、騒動の急所は400万円だ。

小室さんの母親と、その元婚約者の間で「もらったもの」「いや、貸したもの」という400万円の金銭トラブルが浮上して以来、めでたい皇室のご婚礼がスキャンダルに変わった。

それまで小室圭さんのことを「海の王子さま」などとさわやかイメージで報じていたテレビのワイドショーや女性誌も手のひらを返して小室母子バッシングだから、げに恐ろしやカネの貸し借りである。

それだけに、こんな素朴な疑問がずっと囁かれてきた。

「400万円は庶民にとっては大金だが、皇室なんだから、どうにでもなる額。どうして、このトラブルを裏で解決する動きが起きなかったの?」

常識ある大人なら、誰もが感じることだろう。だが、結論から言えば、秋篠宮家が400万円をポンと出すのは難しい。この点は、おいおいじっくり説明する。

■昭和の時代ならこんな状況には…

もっとも、秋篠宮さまが400万円を肩代わりしたら、それはそれでおかしい。問題は、皇室の危機管理をする人たちの存在である。

これが昭和の時代であればこんな複雑な状況にはならなかったはずだといわれる。

かつて昭和天皇の時代には、天皇家に奉仕することを「生涯の誉れ」とする人がたくさんいた。たとえば、宮内庁には侍従長の下に天皇家の身辺をお世話する人たちがいる。侍従や女官長をはじめ、日常の雑務などにあたる内舎人や仕人といった人だ。後者は、高卒ぐらいの人物を、信頼できる筋の紹介で採用するが、たいてい退職するまで皇室に仕えた。前者の侍従などは、先代が宮内庁(もしくは宮内省)勤務だったり、華族の家系か、皇室に近い方の紹介で採用されることが多く、生涯を皇室に仕えることが多かった。「就職」というよりも「奉職」が似合っている。たとえば、いまの天皇が浩宮さまといわれた時代の東宮侍従だった浜尾実氏は、親が華族で曽祖父は東大総長だ。上皇が明仁親王の時代に、無報酬で皇太子妃選考を極秘にすすめた人たちもいた。みんな皇室を尊敬していたからだ。

眞子さまと小室圭さんについて、秋篠宮さまは「自主性を重んじる」方だから、男の身辺調査をするつもりはなかっただろう。しかし、浜尾氏らがいた時代なら、秋篠宮さまがそうでも、密かに小室家を内偵していたはずだ。もちろんスキャンダルの火種をキャッチしたら、第三者を通じて金を工面するなどして揉み消したはずである。

その前に、秋篠宮さまに結婚と恋愛は違うことをとうとうと説明して諫言したかもしれない。

だが、今回は誰もそんなことを言わなかったのだろう。だから、皇室のイメージダウンになる大騒動になってしまった。

次回も、皇室の危機管理の秘話を伝えたい。