9日放送の日本テレビ系情報番組「スッキリ」(月~金曜・午前8時)では、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会・森喜朗会長(83)の女性蔑視(べっし)発言を巡り、ボランティアの辞退者が約390人出ていることを報じた。
この日の番組では、自民党の二階俊博幹事長が8日に「撤回したということで、それでいいんじゃないかと思っています」と森会長を擁護。ボランティアの辞退者について「どうしてもお辞めになりたいということだったら、また改めてボランティアを募集すると。追加すると、そういうことにならざるを得ない」などと話したことを伝えた。
コメンテーターで出演した国文学者の東京大学名誉教授ロバート・キャンベル氏は、二階幹事長が鼻出しマスクで会見したことに「二階さんのマスクもズレていましたけど、国民の世論からもかなりズレているなと思いました」とチクリ。
続けて「落ち着いて静かになったら辞退した人たちの考えも変わるかもしれないということは、私にはどうしても森会長の言い方と重なる感じがする。逆に言えば、落ち着いていない、混乱している。辞退すると申し出た人たちをバカにしていると僕には聞こえる」と話した。