12日午前5時55分頃、神奈川県鎌倉市腰越の満福寺で、「火が上がっている」と通行人から110番があった。県警によると、敷地内にある多目的施設「
義経庵
( ぎけいあん ) 」1棟が全焼し、別の棟の一部も焼けた。本堂に被害はなかった。男性僧侶(26)が逃げる際に転倒し、軽傷を負った。
源義経が宿泊し、兄、頼朝との和解のために手紙を書いた寺として知られる。火は約4時間後に消し止められたが、近くを通る江ノ島電鉄が上下線計20本運休したほか、最大約1時間25分遅れ、約4700人に影響した。