「200万円引き出し振り込む」高齢女性の告げた団体名検索すると…

埼玉県警浦和東署は9日、特殊詐欺被害を未然に防いだとして、埼玉県信用金庫大間木支店に感謝状を贈った。
代表して感謝状を受け取った同店の支店長代理の男性(55)によると、昨年12月25日午前10時半頃、同店を訪れた顧客の女性(70歳代)が、「200万円を引き出したい」と話した。女性に理由を訪ねると、「日本非破壊電柱検査協会に振り込む」と説明したため、不審に思った男性は団体名をインターネットで検索。その結果、経済産業省のホームページで注意喚起されていることがわかり、女性を説得し、被害を未然に防いだ。
感謝状を受け取った男性は「(女性は)自分の親世代なこともあり、絶対だまされてほしくないと思った」と振り返った。斎藤健一署長は「高い意識を持っていると感じた。引き続き協力をお願いしたい」とたたえた。
同署はその他にも、昨年12月~今年1月に被害を未然に防いだ、セブン―イレブン浦和大間木店、さいたま原山1丁目店、さいたま道祖土2丁目店、埼玉りそな銀行東浦和支店にも感謝状を贈った。