熊本県八代市宮地町の職業不詳、平田久美子さん(41)が殺害された事件で、県警八代署は15日、同市在住で事件後に死亡した知人の70代男性を平田さん殺害の容疑者と断定したと発表した。殺人容疑で書類送検する方針。県警は死亡状況を明らかにしていないが、消防によると事件2日後の14日午前10時過ぎ、現場から約1キロの山中で高齢男性が首をつって死亡しているのが見つかった。
県警によると、70代男性の着衣や遺体のそばにあった刃渡り26センチほどの包丁の血痕が平田さんのDNA型と一致したことなどから容疑者と断定した。
死亡していた高齢男性は平田さんのアパートから南東へ約1キロの同市妙見町の山中の遊歩道で見つかった。自殺とみられるが、県警はこの高齢男性と容疑者の70代男性が同一人物なのか明らかにしていない。
平田さんは12日午前7時50分ごろ、自宅アパートの玄関前で血を流して倒れているのが見つかった。小学生の娘を送り出した同7時以降に襲われたとみられ、死因は出血性ショックと判明。腹や首、背中などを刺され、手のひらには抵抗して刃物を握ったとみられる防御創があったという。【栗栖由喜、城島勇人】