2009年に始まった国宝の薬師寺東塔(奈良市、高さ約34メートル)の修理がほぼ完了し20日、報道関係者に公開された。大小の屋根が重なり合う美しい姿が約7年半ぶりに現れた。落慶法要は来年4月22~26日に行われる。
塔を覆っていた仮設建物(覆い屋)の壁の一部が20日までに取り払われ、外観が見えるようになった。ただ、仮設建物解体用の足場が今後組まれるため、再び見られなくなるという。
解体修理は約110年ぶり。奈良時代の基壇を残し、その上に新たな基壇を造った。壁のしっくいは塗り直されたが、木材は乾燥して色が少し薄くなった。松久保伽秀執事は「以前は重い印象だったが、地面から浮き上がり、屋根も軽くなった感じがする」と話した。【大川泰弘】