加藤勝信官房長官は24日の記者会見で、菅義偉首相の長男らから高額接待を受けていた総務省出身の山田真貴子内閣広報官が利害関係者と会食していたなどとして、給与報酬月額の10分の6を自主返納すると発表した。加藤氏は「職務に一層精励してもらいたい」と述べ、山田氏に職務を継続させる考えを示した。
ただ、政権内部や野党からは、山田氏が続投することに疑問を呈する声も出ており、政府は説明を求められそうだ。
山田氏は総務審議官当時の2019年11月、首相の長男ら放送関連会社「東北新社」の幹部と東京都内で会食。和牛ステーキや海鮮料理が提供され、接待額は約7万4000円に上った。同省退官後の昨年9月に内閣官房の特別職である内閣広報官に就任。同省の処分対象から外れるため、自主的な給与返納の形を取った。
加藤氏によると、山田氏は「国民の疑念を招く事態となっていることを重く受け止め、責任を痛感している」と説明、東北新社に会食費用を返金する考えを示したという。加藤氏は厳重注意した。
[時事通信社]