「パチパチ」枝が燃え、家の中に煙…山火事で住民「怖くて眠れない」

栃木県足利市の

両崖山
( りょうがいさん ) の山火事は発生から4日目の24日も、懸命の消火作業が続いた。煙は市街地まで広がり、住民から不安の声が上がった。
市は、避難勧告の対象を近隣の72世帯から177世帯に広げた。同日午後7時現在で、市内3か所の避難所に21世帯37人が避難している。
市街地も煙で視界が悪く、焦げた臭いが漂い、山の方を心配そうに見守る人の姿が見られた。避難勧告が出された地区近くの同市本城、会社員(53)は「家の中に煙が入り込み、23日の夜は『パチパチ』と枝が燃える音やサイレンの音が聞こえ、怖くて眠れなかった」と話した。
足利市の和泉聡市長は記者会見を開き、「風にあおられてものすごい勢いで燃え広がった。人と建物を守り、長期戦を覚悟する」と述べた。火の勢いが強いため、地上では消防隊員が近づけない場所が多く、上空からの散水は風で延焼部分にうまく当たらないという。出火原因については「山頂より少し南のハイカーの休憩場所が出火元かと推測している」と語った。