沖縄、県独自の緊急事態宣言3月1日解除 時短要請も終了へ

沖縄県の玉城(たまき)デニー知事は27日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて1月20日から県内全域に発令している県独自の緊急事態宣言を予定通り2月末までとし、3月1日に解除すると発表した。県民の不要不急の外出自粛と飲食店などの営業時間短縮の要請も終了する。
玉城知事は記者会見で、「3月、4月は多くの人が移動し、接触する機会が増えるため、決して安心できない」と述べ、引き続き手洗いやマスク着用など感染防止対策の徹底を呼びかけた。また、国の緊急事態宣言が発令されている首都圏1都3県との不要不急の往来は引き続き自粛するよう求めた。
県内の新規感染者数は減少傾向で、感染者用の病床使用率の低下など医療提供体制の逼迫(ひっぱく)度が緩和した。県は宣言期間を当初は2月7日までとしていたが、2月末まで延長していた。【竹内望】