同居の兄とみられる遺体を自宅に放置したとして、大阪府警淀川署は2日、大阪市淀川区東三国2の無職、江村真知子容疑者(67)を死体遺棄の疑いで逮捕した。同署によると容疑を認め、「兄が亡くなったが葬式代がなく、放置してしまった」と供述している。遺体は死後1年が経過したとみられ、白骨化していた。
逮捕容疑は2020年2月ごろ、同区内の自宅マンションで遺体を見つけたのに放置したとしている。同署は当時70歳だった兄とみて身元の確認を進めている。
同署によると、江村容疑者が家賃を滞納していたためマンションの関係者らが今月1日に自宅を訪問。中に入ることを江村容疑者に拒まれたため同署に相談し、署員が遺体を発見した。遺体はリビングの床の上で布団に包まれた状態で、室内にはごみが散乱していた。20年3~4月ごろ、近隣住民から「異臭がする」と苦情があったという。
江村容疑者は13年12月ごろから兄と2人で暮らしていた。20年2月ごろ、兄が息をしていないことに気づいたが、「他に家族がおらず、どうしたらいいのか分からなかった」と供述している。両親が死亡した際は葬儀を営んだといい、同署は遺体を放置した経緯を調べる。【森口沙織】