4月中旬までに神奈川に届くワクチン、全高齢者の1%分…接種計画を見直す動き広がる

新型コロナウイルスワクチンの供給量が想定を下回ったとして、4月から開始予定の高齢者への接種計画を見直す動きが広がっている。接種対象となる神奈川県内の高齢者は約231万人だが、4月19日の週までに県に届くのは約1%の約2万人分で、市町村への配分も限られるためだ。
横浜市は1日、高齢者への集団・個別接種を当面見合わせ、高齢者施設など約1600施設(約7万人)に限定すると発表した。4月26日の週以降のワクチン供給量を踏まえ、改めて判断するという。
県内向けに供給される米ファイザー製ワクチンは、4月5日からの週が4箱(1箱975回接種分)、翌週と翌々週が各20箱の予定で、人口に応じて配分されても市内で対象となる高齢者約93万人の1%程度。市は「予約が取れない状況になるのは明らか」として計画を変更した。
病院や診療所の「個別接種」と、18区の公会堂などでの「集団接種」の開始は5月以降にずれ込む見通しとなり、3月下旬から予定していた個別通知の発送時期も「未定」とした。
すでに集団接種の日程を発表していた三浦市も計画を白紙に戻し、供給量判明後に改めて市民に通知する方針を決定。個別接種と集団接種の選択制としていた横須賀市も「現状では全ての接種会場の開設は難しい」としている。