河井元法相が保釈=逮捕から8カ月半ぶり―バッジ胸に一礼・参院選買収

2019年参院選をめぐる大型買収事件で、公選法違反(買収、事前運動)罪に問われた衆院議員の元法相、河井克行被告(57)について、東京地裁は3日、保釈を認める決定をした。保釈保証金5000万円は即日納付され、被告は同日夜、東京拘置所(東京都葛飾区)から保釈された。
克行被告は午後9時すぎ、議員バッジを着けた紺のスーツ姿で拘置所の玄関に現れた。マスクを外して10秒ほど深々と頭を下げた後、迎えの車に乗り込み拘置所を後にした。
克行被告の身柄拘束が解かれたのは、昨年6月18日に妻の案里前参院議員=有罪確定、議員辞職=と共に逮捕されて以来約8カ月半ぶり。検察側は決定を不服として抗告したが、東京高裁は棄却した。
克行被告は無罪を主張。弁護人が2月24日、5回目の保釈請求をした。地裁は、公判で検察側の証人尋問が終了し、証拠隠滅の可能性が低くなったことや、今月23日から始まる被告人質問などを考慮し保釈を認めたとみられる。
逮捕・勾留日数は259日に及んだ。克行被告が昨年9月に弁護団を解任し、公判が約1カ月半中断したことも長期化につながったもようだ。
[時事通信社]