国立病院機構三重病院(津市大里窪田町)は新型コロナウイルスに対するワクチン接種の副反応について情報収集し、情報提供できるシステム「COV―Safe(コブセーフ)」を開発した。接種を受けた医療従事者らが利用し、実際に起こった副反応の症状を入力することでリアルタイムで正しい情報収集ができる。収集した情報はコブセーフのホームページ上で確認できる。三重県によると、副反応の調査に関するシステム開発は全国的にも珍しいという。【森田采花】
コブセーフは接種を受けた医療従事者らが対象。無料通信アプリ「LINE(ライン)」上で利用できる。接種から15分または30分後に副反応に関するアンケートがラインに届き、副反応があれば該当する症状を選択する。接種後1週間は毎日、さらに14日後と20日後の午後7時にアプリから発熱や頭痛の有無など症状に関するアンケートが届き、継続的な健康管理が実施できる。
既に運用を始めており、県内で先行接種が始まっている医療機関(3施設)で接種を受けた医療従事者らが登録している。コブセーフのホームページ(https://sites.google.com/view/cov-safe/)上ではアプリから入力された情報がリアルタイムで確認できる。3日午後5時時点では、接種を受けた医療従事者ら353人分の情報が蓄積され、どんな副反応が何人に起こったかがグラフでわかる。
3日に記者会見を開いた鈴木英敬知事は「いろいろな情報が飛び交っていて何を信じたらいいのか分からなくなっている人もいる。リアルタイムで情報提供しているので、安心してワクチン接種を受けてほしい」と述べた。