元看護助手の再審無罪国賠訴訟 国、県は争う姿勢示す 初弁論

湖東記念病院(滋賀県東近江市)の入院患者への殺人罪で服役後、再審無罪が確定した元看護助手の西山美香さん(41)が国と県に計約4300万円の国家賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が4日、大津地裁(堀部亮一裁判長)で開かれた。国と県は請求棄却を求め、争う姿勢を示した。西山さんは法廷で意見陳述し、「県警は過ちを認めない。何が問題だったか明らかにしたい」と訴えた。
西山さんは2004年7月に逮捕され、07年に懲役12年が確定。17年8月に満期出所した。大津地裁が20年3月、「犯人性以前に、患者が殺害されたという事件性が証明されていない」として再審無罪を言い渡した。【小西雄介】