厚労省残業、最高226時間 過労死ライン超えは1割の398人

厚生労働省は12日、1月の職員の超過勤務時間が最高で226時間だったことを明らかにした。「過労死ライン」とされる月80時間を超えていたのは、職員約4000人中398人だった。
厚労省が明らかにした超過勤務時間80時間以上の内訳は、80時間以上100時間未満が221人▽100時間以上150時間未満が149人▽150時間以上が28人――だった。国家公務員の超過勤務については「公務のため臨時または緊急の必要がある場合に正規の時間以外に勤務することを命じられた時その命令に従って行われる」と定められており、在庁している時間とは異なっているという。厚労省は在庁時間は正確に把握できていないという。同日の衆院厚労委員会で共産党の宮本徹氏への答弁で明らかにした。【村田拓也】