滋賀県は11日、今年1月に行った新型コロナウイルスのPCR検査で、陽性の1人を陰性、陰性の1人を陽性と取り違えるミスがあったと発表した。誤って陰性とされた人からの感染拡大はなかったとしている。
県衛生科学センター(大津市)で1月21日に検査し、翌22日に陽性が判明した10人分を名簿に記載する際、取り違えた。陰性とされた人は別の感染者の濃厚接触者だったため、自宅待機を求めた。陽性とされた人は10日間、不要な宿泊療養をしたという。
陽性者の検体を国立感染症研究所へ送るため、今月4日に検体に記された氏名と名簿を照合していて誤りが判明。1月は感染者が多く、複数人でのチェックができていなかったという。