秋田県警は12日、勤務中に女性署員とスノーボードをした北秋田署の小松辰弥署長(57)を同日付で警務部付とする人事を発表した。
小松署長は読売新聞の取材に対し、2月12日、北秋田市の森吉山阿仁スキー場を訪れ、2時間滞在したことを認めた。20歳代女性署員が運転する公用車で行き、私物のスノーボードで滑ったという。
同スキー場では昨年12月に男性作業員が圧雪車のローラーに挟まれる死亡事故があり、小松署長は取材に「事故現場の確認のためだった」と話していた。
県警によると、県内外から140件を超える苦情や意見があったという。異動の理由について、県警警務課は「一連の報道により、業務の運営・管理に支障を及ぼすと判断した」と説明し、事実関係については「調査中」とした。