「断じて受け入れられない」岸防衛相、中国海警船の領海侵入を批判

岸防衛相は13日未明、カナダの研究機関が主催する国際会議にオンライン形式で出席し、沖縄県の尖閣諸島周辺で中国の海警船が領海侵入を重ねていることについて「我が国の主権を侵害するものであり、断じて受け入れられない」と述べ、強く批判した。
海警船の武器使用条件などを定めた中国の海警法についても、「国際法との整合性の観点から問題がある規定を含む」と懸念を示し、「我が国の領土、領海、領空を守り抜くという強い決意の下、冷静かつ

毅然
( きぜん ) と対処していく考えだ」と強調した。
また、中国の全国人民代表大会(全人代)が香港の選挙制度見直しを採択したことについて、「高度の自治を後退させるもので我が国として看過できない」と述べ、公正な選挙実施を求めた。