大阪市の天王寺動物園は13日、飼育していた雄のアムールトラ「センイチ」が死んだと発表した。17歳9カ月で、アムールトラでは国内最高齢だった。
同動物園によると、3月上旬から食欲がなくなり、展示室に自力で入ることができなくなるほど衰弱。点滴などの治療を受けていた。13日の開園前に飼育員が様子を確認したところ、呼吸が止まっていたという。
2003年5月に多摩動物公園(東京都日野市)で誕生。当時、躍進がめざましかったプロ野球・阪神タイガースを率いていた星野仙一監督にちなんでセンイチと名付けられ、同10月に天王寺動物園に来園した。
センイチが死んだことで天王寺動物園のアムールトラは一時的にいなくなるが、16日に秋田市の大森山動物園から雄のアムールトラ(1歳)が来園する予定だという。【隈元悠太】