アパートから焦げ臭いにおい・煙、住人に「逃げろ」と叫びバケツリレー

バケツリレーなどによる迅速な初期消火で延焼拡大を防いだとして、宇都宮市西消防署は16日、同市西一の沢町の住民6人に感謝状を贈った。
6人は、入江進さん、紀子さん夫妻(ともに47歳)、山本エデンさん(57)、小磯恵美子さん(61)、金田冨美子さん(84)と孫の和大さん(28)。和大さんはこの日、所用で欠席した。
火災は1月19日午後11時40分頃、西一の沢町にある2階建てアパートの1階で発生。アパートの隣に住む入江進さんが散歩中に発見し、妻の紀子さんが消防に通報した。
アパート2階に住んでいる山本さんも焦げ臭いにおいや煙で異変に気づいた。すぐに1階に住む小磯さんに声をかけ、アパート近くの大家の金田冨美子さんを呼びに行った。
消防が到着するまでの間、山本さんや小磯さんらは煙が充満する中、1階の住人に「逃げろ」と叫び続け、和大さんも加わり、割れた窓の隙間から消火器を噴射したり、バケツリレーで水をかけたりした。まもなく消防が駆け付け、住民は軽傷を負ったが、救出され、隣への延焼もなかった。
小磯さんは「とっさの判断だった。おいが消防関係で、職場でも消火訓練をしていたので動けた。住民が助かって良かった」と話した。増渕敏夫署長は「皆さんの勇気ある行動に感謝している」とお礼を述べた。